ロコモーター3つの機能の一つである“衝撃吸収”について詳しく説明したいと思います。
一歩目を踏み込む時、身体の中では色んな関節で衝撃を和らげようとする働きがあります。
その代表となる関節が踵の関節(距骨下関節)になります。
踵の関節は2つの積み木の様に連なり、バランスをとっています。
この2つの積み木は通常、画像の様にキレイに並んでいます。
通常、一歩目を踏み込む時、踵の積み木はキレイに床に接触します。
そして、この積み木は衝撃を受けることによって崩れていくのが正常です。
キレイな積み木が崩れることで衝撃を吸収します。
では、積み木が既に崩れていたとしたらどうでしょう?
崩れた積み木は、これ以上崩れることが出来ず、衝撃を受け止めることが出来ません。
そして、衝撃を吸収する代表的な踵の関節は機能しないまま、一歩目を踏み込んでしまいます。
結果、衝撃はもろに全身へぶつかってしまい、膝や、股関節、腰、首への負担となってしまします。
偏平足のすべてが悪いわけではありませんが、踵の関節はこの衝撃吸収を担う為の大切な関節になります。
偏平足でも、衝撃吸収できるだけの余力が残っていれば問題ないこともあります。
もし、衝撃吸収が踵で出来ないのであれば、この余力を極力増やす治療をすることで身体の負担を減らすことも可能ということです。
インソールにご興味ある方も是非、ご相談下さい。