パパママに知って欲しい!小さい子供の肘内障

一度整復してもらったり 病院に行って問題なかったのに 泣いて手を使おうとしない

時折ご相談頂く この様なケースについての お話です。

子供が肘を痛がり、接骨院や病院で 肘内障の整復を受けたが、 家に帰って来てからも まだ腕を使おうとせず痛がっています。

多くはないのですが、 肘内障について 時折こんなケースのご相談を頂きますので、 パパママが少しでも安心できるよう 簡単にご説明します。

この場合考えられることは いくつかあります。

①レントゲンを撮っていない場合は、 骨折の可能性。

この場合は、肘内障とは違い、 腫れや熱などもみられ、痛みも強くなります。 転倒などの原因がある場合は 特に整形外科などの受診して、 レントゲンを撮影する必要があります。

②整復できたが その後に再脱臼してしまった。

整復後は、腕を使う姿がみられたが、 家に帰ると動かさなくなった場合などは それまでの間、手をつないだりなどの ちょっとした行動で 再脱臼してしまった可能性があります。 再度整復が必要になります。

③肘内障の整復が不十分で 亜脱臼が入りきっていない。

肘内障の整復時は子供が大泣きして暴れることもあります。 そのため、子供の整復の経験が少ない接骨院や病院などでは 整復が不十分になる場合もあります。 整復後は子供は怖くてすぐには腕を使おうとはしません。 必ず、しばらく遊びながら様子を見て 子供が腕を使っているか確認してから 病院や接骨院を出るようにすることが必要です。

④子供が動かすのが 不安になっている。

③でも書いた様に、 整復後、子供は不安ですぐには 腕を動かそうとしません。 怖くて動かさない場合は、ふとした時に 使う姿がみられることも有りますので、 よく観察しましょう。

大丈夫です。 まずはお子さんの様子を観察しましょう。

肘内障はまだ上手く話せないような 小さい子供に起こる為、訳も分からず泣き続けるお子さんを見るパパママは不安になります。 その上、一度受診した後、 痛みが続くとパパママの心配も続いて大変です。 ただ、この様なケースもあると頭に入れて まずは焦らずお子さんが本当に腕を使っていないか、 腫れたり熱をもっていないか 観察してみましょう。 そしてもう一度受診した病院や接骨院に 相談してみてください。

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この記事を書いた人

2022.7.4 地元仙台にてうみの木ククル接骨院を開業。

動作分析・歩行分析を得意とし、身体の動きの評価を大切にした上で、運動療法を取り入れた施術や動きを変える完全オーダーメイドインソール作成なども行なっています。
ご相談など、お気軽にお声掛けください。

【資格】
柔道整復師
柔道整復師専科教員
登録販売者認定
JPTEC(ミニコース修了)
INSOLE CREATER・INSOLE MAKER取得
JCA認定療法士

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