同じものではない腱と靭帯‼
腱と靭帯は、同じものとして間違われてしまってることが時々耳にします。
フライドチキンを思い浮かべてみてください。
どこが腱で、どこが靭帯かわかりますか?
そんなの気にしたことない…
なんて冷たいことは言わないで下さいね。
この2つは、見た目は確かに近しいものがあります…が、役割は全く違います。
前の記事にもしましたが、靭帯は身体を安定させる為にとても重要な役割があります。
それとは別に、腱は安定させる役割は少なく、筋の力を無駄なく関節に伝える役割があります。
ですので、靭帯は骨と骨の間(関節)を補うように付き、腱は筋肉と骨の間のつなぎ目として付いています。
腱と靭帯の造りの違い…
難しい表現にはなってしまいましたが、簡単に言ったら
- 腱は筋肉のサポート
- 靭帯は関節のサポート
と言っても良いかもしれません。
実際に、両方とも見た目が似ている為、成分も似ています。
腱は筋肉の力を無駄なく伝える為に、まっすぐな線維の並びをしています。
綱引きで、縄をまっすぐ引くと力が伝わりやすくなる原理です。
反対に靭帯は色んな角度からの力(ストレス)に対応するように線維は色んな方向に並んでいます。
これらの役割はとても重要で、このことをしっかり理解してないと、正しい運動と思ってやっていたことも、実は身体に負担がある動きだったなんてこともあります。
また、足首や膝が痛くて着けているサポーターをよく目にしますが、どこの腱、どこの靭帯が痛んでるかでサポートすべき場所が変わってきます。
まとめ
- 腱は筋肉のサポート →腱が痛いなら、筋のサポーター(テーピング)を
- 靭帯は関節のサポート →靭帯が痛いなら、関節のサポーター(テーピング)を
その症状によって変化するサポーター…
これらの違いを理解するだけでも、ご自身で効率よく身体を管理することができると私は考えています。
詳しく聞きたい方は気軽にご相談下さい。